◇住宅の点検・メンテナンスは、住宅の性能を維持し、
より快適な暮らしを長く保つために必要なものです。
特に日常の確認やお手入れについては、
お客様自信に日頃の生活の中で
実施していただかなくてはなりません。
注意していただきたい事項
■床換気口
・1階床に取り付けられている床換気口を塞がないでください。
↳床下に空気が回らず床下結露の要因となり、建物に悪影響を及ぼす可能性があります。
・床換気口の桟にピアノの脚や100kgを超える物を載せないでください。
↳長期的に重い物を載せておくと、換気口カバーが破損する恐れがあります。
・床換気口の桟(部品)を外さないでください。
↳はずすと穴が開いたままになり危険です。
■換気装置
・換気装置(計画換気システム)は止めないでください。
↳空気の汚れ、においや結露による住宅の性能低下の原因になります。
万が一、停電や事故等で換気装置(計画換気システム)が使えない場合は、
窓を開けて自然換気を行ってください。
事故・故障の場合は、当社に至急ご連絡ください。
※換気装置が停止すると本体又はコントローラーの
パイロットランプなどが消えた状態になり確認できます。
1日1度は排気口に手をかざして空気が吸い込まれているかどうかお確かめください。
より快適に暮らすためのアドバイス
■冷暖房効率を高める
・冬は暖房効率を高めるため、日中はできるだけ窓から太陽光を採り入れてください。
また夜間は、窓に厚手のカーテンを掛けることをおすすめします。
↳室温を上昇させることができ、暖房負荷の低減に大きな効果があります。
・夏は冷房効率を高めるため、日中はできるだけ窓からの
日差しの差し込みをカーテン・ブラインドなどで遮ってください。
当住宅の窓には、断熱性に優れたサッシを使用していますが、
さらに厚手のカーテンを使用することで、窓から逃げたり、
窓から入る熱の量をかなり抑えることができます。
■こまめな温度・湿度管理で省エネ
ミライホームの住まいは外気温の影響を受けにくい
高気密・高断熱構造になっています。
冷暖房を行う場合は下を参考にして、
温度・湿度をこまめにチェックし省エネしましょう。
湿度の目安:40%~60%
夏の冷房温度の目安:28℃~29℃
冬の暖房温度の目安:19℃~20℃
お手入れについて
■冬の期間
・水抜き
↳寒い冬は、水道の凍結に注意しましょう。
水道を凍結させてしまうと、修理には多くの時間と多額の費用が必要となります。
必ず水抜栓を使用して水を落としてください。
・無落雪屋根のお手入れ
無落雪住宅は、屋根に設置されたドレインを通じて水を排出する仕組みになっています。
しかし、積雪がパラペットの高さを超えた場合は除雪が必要となりますのでご注意ください。
また、雪は降りだす前に必ず屋根の清掃を行って、
ドレインに落ち葉や土埃などが詰まらないようにしましょう。
・屋外散水栓の扱い
屋外散水栓は、冬期間(11月上旬~4月下旬)は、必ず水抜栓を使用してください。
■外壁
・サイディングの外壁は、年月が経つと多少のヒビ(クラック)が生じる場合があります。
小さなヒビはパテ埋めした後、メーカーの補修剤で塗装仕上げをします。
大きな破損やヒビは張り替えが必要になりますので、当社に連絡してください。
コーキング等のシーリング材が剥がれた場合は、
古いシールを取り去り、新たに純正の補修液や釘頭補修塗料を使用してください。
外壁が汚れた場合は、水洗いをしてください。
美しい外壁を保つには、5年から10年を目安に再塗装する事をおすすめします。
・外壁に穴を開けたり釘を打ったりする場合は、必ず当社にお問い合わせください。
↳雨漏りや凍害の原因になる恐れがあります。
■玄関ドア
掃除をするときは、壁面やドアに水がかからないようにしましょう。
ドアの蝶番が緩んだ時には、ビスを締め直しましょう。
また、6カ月に1度くらいの少量のグリスを差すとドアのスムーズな開閉が保てます。
・ドアチェックの調整
玄関ドアの閉まる速度の調節は、ドアチェックの調整ビスで簡単に行えます。
調整ビスを右に回すと遅くなり、反対に左に回すと早くなります。
・鍵のメンテナンス
鍵の出し入れがスムーズにできなくなったときは、
鍵穴に鉛筆の芯の粉を古ハガキなどを使用して注ぎ込んでください。
鍵に塗るのも効果があります。
※油を差すのは故障の原因となりますので避けてください。
■壁
・天井と壁はカラ拭きが基本
↳ボード素地・クロス貼り・ペイント仕上げ・銘木合板には、水は禁物。
クロス貼りの壁面は、羽根ばたきでほこりを落とす。
または、電気掃除機で吸い取ります。
手あかやシミなどの汚れは中性洗剤で拭き、そのあと水拭きして、乾いた布で拭きます。
日常の掃除では水拭きを避けてください。
■床
・床も水拭き注意
寄木貼り、フローリング貼りの床は水拭きを避け、
日常のお手入れはカラ拭きしてください。
水拭きをすると、
つなぎ目から水がしみ込んで表面が剥がれたり、膨らんだりすることがあります。
ノンワックスフロアではない場合は、
月に1度くらい、
ワックスまたは化学雑巾で磨きましょう。
新築当初は、
1週間に1度くらいワックスがけするとワックスの持ちがよくなり、後々のお手入れも簡単です。
ワックスは、滑りにくいものを選んでください。
■窓ガラス
月に1回程度は、洗剤をたらしたお湯で拭くときれいに保てます。
洗剤の量が多すぎるとガラスの表面に膜ができて、かえって汚くなるので気を付けてください。
表面がザラザラしているガラスは、クレンザーを付けて軽く磨くときれいになります。
ガラスについたクレヨンはコールドクリームで、サインペンなどはコールドクリームか食用油で拭けばきれいに落とせます。
■室内ドア
・ドアが上枠に当たる場合は、ドア本体側蝶番上部(下部)のキャップを外し、
上下調整ネジを左に回してドアを下げ位置決めをします。
下枠に当たる場合は、
これを右に回してドアを上に上げます。
また、ドアが開閉時にきしむ時は、回りを汚さないように注意して少量のグリスをさしてください。
■その他
上記で記載されていなく困っていることなどがありましたら、お気軽に当社までご連絡ください。